最適化

最適化(オプチマイゼーション)するべき相手は誰ですか?

昔、新しく作る会社やお店の名前を考える時、無理やり「ア」で始まる名前にこだわる人がいた。理由は職業別電話帳の最初に載るから、というもので、つまりは職業別電話帳で上位に掲載されれば問い合わせ電話が掛かってくる、と期待しての「ア」なのだ。そもそも社名とは会社のビジョンや経営理念、得意技などを表現すべきものだが、それを職業別電話帳の索引に最適化して決めようというのはいかにも本末転倒な気がしたが、私にはこれが今の SEO や SEM ブームと重なって見える。

最適化(オプチマイゼーション)するべき相手は誰ですか?

私はクライアントに「最適化(オプチマイゼーション)すべきはサーチエンジンのロボットプログラムではなく『ターゲット』です」と繰り返し提唱しているのはこうした理由からなのだ。ERPなら経営企画部門や経営者層だし、ストレージなら情報システム部門、人事給与システムなら人事と経理と情報システムの各部門がターゲットになる。

最適化(オプチマイゼーション)するべき相手は誰ですか?

先日、あるサイトを運営するところの責任者の方が「Webサイトの効果がない」とのご相談にみえた。いろいろお話をしましたが、結局マーケティングやSEOについては一切触れず、まったく違うところを指摘した。

最適化(オプチマイゼーション)すべきところは、案外見落としているのかもしれません。

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コメント

そうですよね。
外見(SEO)をどんなに立派にしていても、中身が伴っていないと、来る・見るだけで次のアクション(売り上げとか)に結びつかないですからね。

本質を見極める目が大切なのかもしれませんね。

投稿者 てすと :